ML110 G7に触ってみた その1

HP社のエントリーサーバML110G7に触る機会があり、公開してもよいとボスから許可をもらったのでレビューをしてみる。

BTO構成でCPUをXeon E3 1240、メモリを16GB、ノンホットプラグSATAモデル、冗長化電源、追加NICにNC373Tの構成にしてある。

今までG5、G6を触ってきたが、前面はG6と同じような感じで、USBポートが4つに増えているのとカギが付いているのが特徴的。

このカギはフロントベゼルの固定だけでなく、左側サイドパネルの開閉にも関係していて、注意書きがあるように、カギを開けないとサイトパネルが外れないようになっている。

背面。1+1の冗長化電源と追加で2ポートのGbEをオプションで付けている。サイドパネルは手回しネジで外せる。
D-sub15ピンのVGAポートとSerialポート、GbE(Intel)が2ポートとUSB 2.0が4ポート備わっている。
GbEの下にあるUIDボタンは前面のUSBポート右側のUIDボタンと連動しており、押すと緑色に光るため押すと青色に光るため、サーバの特定に役立つ。
(色を間違えていたため訂正、緑色に光るのは電源ボタン)

フロントベゼルを外した前面。ノンホットプラグモデルでHDDは1台のみの構成だったが、4台分のHDDトレーが付属している。今まで通りの位置にHDD固定用のネジが付いている。

HDDトレーを抜いてみた。中を覗くとSAS HDDも取り付けできそうに見える。

HDDトレーの外観。プラスチック製でHDDの脱着に工具は必要無いし、ネジも必要無い。

内部の様子。拡張スロットにエアシュラウドが付いており、冷却に役立つと思われる。エアシュラウドの直前には送風用ファンが付いている。
ちなみにCPU冷却用ヒートシンクに取り付け方向が取り付け向きを指示するシールが貼り付けてあるが、このサーバでは取り付け方法が間違っていた。
HP…
正しくは本体前面側から背面側に風がながれるようになっている。

エアシュラウドの真下部分。MoboにはSDカードスロットが直付けされており、SDカードから起動することもできる。SATAポートは一般的なポートは5.25"ドライブベイに取り付けるドライブ用に2ポートのみ付いており、HDDベイ用のSATAはminiSAS(SFF-8087)でHDDベイに配線されている。

CPUクーラーの隣周辺。相変わらずのUSBポートがここに位置している。

冗長化電源に変更したため、下側の5.25"ドライブベイが埋まっている。中を覗くと電源基板だったが、電源ユニットの幅に余裕があるためドライブベイを犠牲にせずに何とかならなかったかと思う。

拡張スロットは上からPCI-E x4, PCI-E x8, PCI-E x8, PCI-E x16。フルレングスのカードに対応している。<追記>PCI-Eの各スロットの右端は削り落とされているため、加工無しでPCI-E x16のカードをPCI-E x8のスロットに取り付けるような事も可能となっている。

5.25"ドライブベイの隣にはT15 トルクス用の工具が備わっており、ドライバーが無くてもある程度の作業は可能。

外したサイドパネルには説明が貼り付けてある。

雑感として、初めて見たときはとても大きく感じたが、カタログ値ではML110 G6と大差ない模様。ツールレスな部分が多く、パーツの追加程度なら簡単にできるようになっていた。

電源投入後については次回に。